北アルプスデビューしました (昨夏の思い出)3(燕山荘と燕岳山頂)

少し時間があいてしまいました。
「昨夏 北アルプスデビューしました 2」の続きです。

今回は主に山頂付近のご紹介です。

北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
夕暮れ

2680mに山小屋があり、山小屋に荷物を置いてから2763mの山頂に向かってスタートです。
その前に山小屋を紹介します。

~燕山荘(えんざんそう)~

北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
燕山荘エントランス建物外観

1921年に登山家の赤沼千尋さんが「燕の小屋」という山小屋(当時は収容人数50人、24坪程度の大きさ)を創設したのが始まりです。
1928年に「燕山荘」に改称。
1937年に大蔵財閥の設立者である大倉喜八郎さんの資金援助により、収容人数200人の2階建ての建物となり、帝国ホテルが運営に加わっていた時期もありました。
後に、1956年に第一別館、1958年に第二別館、1973年に新館が建てられ、収容人数600人の今のかたちとなりました。山小屋の収容人数では国内5位の規模です。
(実際に宿泊してみると、入り口から自分たちの部屋まで迷路のようでした。それもまた楽しかったですが)
現在は3代目の健至さんが経営されており、夕食時の興味深い山のお話とホルン演奏が名物になっています。
山小屋と思えない綺麗さやスタッフさんの対応、創設時からある喫茶室等、女性を中心にとても人気あり、有名な山小屋です。

北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
喫茶室のケーキセット

ここからは山小屋から山頂までの景色をご覧ください。

北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
山小屋前の案内板
北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
山小屋→山頂
北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
途中のイルカ岩
北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
山小屋→山頂
北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
高山植物の女王コマクサ
北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
山頂の標石
北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
山頂→山小屋

山小屋まで戻ってきて。

北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
山小屋に戻ってきてのビール
北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
ブロッケン現象に遭遇しました
北アルプスデビュー 燕山荘と燕岳山頂
いずれは登りたい槍ヶ岳(3180m)

山頂ではお天気も良好で、山小屋は前評判通りとても素敵な山小屋で、絶対来夏も山小屋登山に行く!と心に決めた登山となりました。

今年は早々に富士山の夏の登下山道の閉鎖が発表されました。
低山でもよいので、心置きなくハイキングができる状況に一刻もはやく戻ってほしいです。

北アルプスデビューしました (昨夏の思い出)2(燕岳山頂目前まで)

「北アルプスデビューしました (昨夏の思い出)1」の続きです。

結局ほとんど眠れずに、朝5時就寝、2時間弱睡眠という超短時間睡眠でのスタートです。
朝8時過ぎにJR大糸線穂高駅からタクシーで出発し、燕岳登山口に到着。
燕岳登山の定番ルートにて登山開始です。

この日の行程

株式会社Cパートナーズ ハイキング 北アルプス ハイキング 北アルプス
ルートマップバンダナのルート図

中房温泉(燕岳登山口) → 第1ベンチ → 第2ベンチ → 第3ベンチ → 富士見ベンチ → 合戦小屋 → 燕山荘 → 燕岳山頂

距離は約5.5キロ、標高差約1,300m、所要時間は約5時間の登りです。

上記のルート図は、宿泊した燕山荘の売店で購入した「ルートマップバンダナ」の一部です。
イラストがかわいいのはもちろん、北アルプスでみられる動物や植物まで細かく描かれていて、おすすめお土産です!

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ルートマップバンダナ全体

楽しみにしていた燕岳登山ですが、スタートからしっかりと雨が降っていました。
レインウエアを着て登っていましたが、蒸し風呂状態になって汗だくで不快な状況に。
どうせ濡れるなら雨に打たれている方が気持ちよいなという安易な考えでレインウエアを脱いでTシャツ1枚で快適に登っておりましたが、これが後に悲劇を引き起こします。

登り道中は天気が悪く写真を撮っていません。つたない文章だけですがご容赦くださいませ。

長い登りをゆっくりペースで登りスタートから約4時間、頂上まで後3分の1程度の合戦小屋に到着してお昼休憩です。雨と風がかなりの強さになっていました。
ご飯を食べながら休憩していると、急に超絶に寒くなってきました。
動き続けていれば快適だったのですが、標高も高くなったうえに強風と濡れたTシャツで凍える寒さに。
身体が冷え過ぎてしびれまで出てきました。
人目もはばからずに外で着替えて体を動かしたり温かい飲み物を飲んだりしましたが、しびれはなかなか収まらず、あやうく低体温症の一歩手前でした(><)
初歩的なことだとは思いますが、夏場暑いからといって雨に打たれながらの登山は絶対にやめてくださいね。
身をもって危険なことだと実感。

合戦小屋を出発してしばらくすると、雨も風も弱くなってきました。

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晴れ間も少し見えたり、また曇ったりを行き来していましたが、山頂でのお天気に少し希望が見えてきました。

株式会社Cパートナーズ ハイキング 北アルプス

ついに景色が開ける山頂近くまできました。
あれ、晴れてる?

株式会社Cパートナーズ ハイキング 北アルプス

写真でしか見たことがないような景色がひろがっていました。

つづく~